並列使用時の注意点…その1:配線パターン

ヒューズをN 個並列に使用することで,定格電流がN 倍の大きなヒューズとして使用することができます.また,ヒューズ1 つ当たりの電流が減るため,発熱量を減らすこともできます.
しかし,各ヒューズに流れる電流を均等にしなければ,これらのメリットを十分に発揮することはできません.
具体的には,図A(a)図A(b)のように,各ヒューズにつながる基板の回路パターンの電気抵抗を均等にする必要があります.もし,図A(c)のように各経路の電気抵抗が異なるようなパターンの場合は,基板の発熱の偏りや各ヒューズに流れ込む電流値が均等にならないため,電流が一番多く流れる経路のヒューズが耐えられなくなります.したがって,流せる電流はN 倍にはならなくなってしまいます.

〈高藤 裕介〉

図A 同一のヒューズを並列に接続するパターン

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